太陽1個分の質量を2日で飲み込む超早食いブラックホールを発見

日々宇宙が様々な方法で探索され新しい天体が発見されていく中、今回規格外のブラックホールが発見されました。

オーストラリア国立大学の研究チームが近赤外線観測によって発見したのは遠く122億光年離れた超大型のブラックホール(SMSS J215728.21-360215.1)です。

質量は太陽の約200億倍(地球の約6600兆倍)で、発する光も太陽の約700兆倍です!
ブラックホールは大型になるとクエーサーと呼ばれ、周りの物を引き寄せる際に発生する摩擦で強い光を発します。
しかしこのレベルの強さの光はとても珍しいです。

専門家によると、このブラックホールが天の川銀河の中心にあるだけで、発するX線が強力過ぎて地球の生物は絶滅してしまうそうです。

また重量が大きいため他の天体を引き寄せる範囲も力も大きく、今でも(実際は122億年前ですが)平均して2日に太陽1つ分の重量を吸収しているようです。

このブラックホールが近くに無くて幸運でしたが、このようなブラックホールの観測は宇宙の初期の様子を知る上で重要な手懸かりとなるので、引き続き観測を続けて頂きたいですね。



2日で太陽1個分の質量を飲み込む早食いブラックホール – アストロアーツ
http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/9918_quasar

Wrote: ケイ