夜空のすべてが広告スペース

宇宙ブログ読者の皆様こんにちは
ロシアの宇宙スタートアップが新しい衛星利用のアイデアを出しているので紹介したいと思います。
世界的にロケット打ち上げへの民間参入により打ち上げコストが年々下り衛星の商業利用がしやすくなってきています。
特に衛星は従来の大型衛星を打ち上げる形が多かったのですが技術の向上により、大型だけではなく小型衛星(キューブサット)を複数個打ち上げることも増えてきています。
以前も当ブログで革新的衛星技術実証1号機に搭載されるキューブサットのOrigamiSat-1(宇宙セイルを展開)や株式会社ALE(衛星を使って人工流れ星を作る)を紹介しました。

今回紹介するのはロシアの宇宙スタートアップStartRocketが出している衛星の商業利用アイデアです。
ロケットで複数のキューブサットを打ち上げ、それぞれの衛星が宇宙で大きな展開セイルを展開しこのセイルで太陽光を反射し夜空に1ドットの光点作ります。
このキューブサット相互の配置を変えることで宇宙にドット絵を書き、企業のロゴマークや言葉を夜空に広告として表示するとのこと。
新しい形の宇宙の商業利用アイディアです。
2020年の東京オリンピックや2025年の大阪万博では夜空に浮かぶスポンサーロゴが実現するかもしれません。
そのうちサプライズのプロポーズで宇宙に文字広告を出すなんて方が出るかもしれませんね。

ロシアの宇宙スタートアップStartRocketの紹介ムービー


A Russian Start-Up Wants to Launch Giant Billboards in Space by 2021
https://www.popularmechanics.com/space/satellites/a25950681/startrocket-space-billboards/

Wrote: 根本@紺屋