3Dプリンタ製ロケット開発会社、ロケット発射場建設へ!

3Dプリンタでロケットを丸ごと製造することを目指しているアメリカのRelativity Space(リラティヴィティ・スペース)がフロリダ州ケープカナベラル空軍基地に発射施設を建設し操業する、5年間の契約をアメリカ空軍と交わした事を発表しました。
今回交わされた契約には、20年間の独占期間を延長するオプションが含まれているとのこと。

リラティヴィティ・スペースについては、当ブログでも以前に紹介しましたが、ロケット全体を製造することが可能な独自開発の巨大な3Dプリンタ「Stargate」を使用することで、ロケット製造期間を従来よりも大幅に短縮することを狙っています。

今回、ロケット発射場を建設する事になった、ケープカナベラル空軍基地の第16発射施設(LC-16:Launch Complex 16)は元々はタイタンミサイル用につくられた発射施設であり、一時期NASAが使用し、ジェミニ計画のロケット打ち上げに使用されましたが、1988年に退役となっていました。

リラティヴィティ・スペース初のロケット打ち上げは2020年に予定されているとのことですので、それまでに発射場の建設が進むと思います。
アメリカのロケット開発ベンチャーは競争が激しいですが、リラティヴィティ・スペースが発射場の建設が決まったので、ロケット開発も順調に進むことを期待しましょう!

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3D printer Relativity Space gets Air Force contract for Florida launch pad
https://www.cnbc.com/2019/01/17/air-force-grants-3d-rocket-printer-relativity-space-a-launchpad.html



ケープカナベラル空軍基地 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/ケープカナベラル空軍基地

Wrote: わたなべ