宇宙望遠鏡と地上望遠鏡の連携で100個以上の系外惑星を発見!

東京大学、国立天文台、アストロバイオロジーセンターなどの研究者グループは11月26日、NASAのケプラー宇宙望遠鏡による「K2ミッション」および欧州宇宙機関(ESA)のガイア宇宙望遠鏡の生データに、地上望遠鏡からの観測データで補足を行なうことで、新たに60個の系外惑星を発見したと発表しました。
これで本年の発見数は8月に発見した44個と合計して104個となり、日本における系外惑星発見数の新記録となったとのことです。

発見された系外惑星はとても多様で周期が24時間より短い超短周期惑星や、20個以上の複数惑星系もあり、今後の系外惑星や宇宙生命の研究(アストロバイオロジー)の発展に大いに役立つことが期待されます。
そもそもこの系外惑星探査は、この広い宇宙に人類がいるのは地球だけなのか、ほかにも生命が育まれているような第2の地球は存在するのかという疑問から地球と似た環境の惑星探査を進めており、今後地球外生命が存在するのか、さらなる調査が進められることになります。

ケプラー宇宙望遠鏡の「K2ミッション」も燃料枯渇のため10月に運用終了を迎えましたが、その役割は 4月に打ち上げられた TESS(トランジット系外惑星探査衛星)ミッションへと引き継がれ、またJWST(ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡)の打ち上げも間近に迫っていることから、今後数年にわたりさらに沢山の惑星の発見が期待できるとのことです。
惑星の発見とともに地球外生命の探査も進むことを期待しましょう!



宇宙と地上の望遠鏡の連携で 100 個を超える系外惑星を発見 | 自然科学研究機構アストロバイオロジーセンター
https://www.nao.ac.jp/contents/news/science/2018/20181126-abc.pdf?fbclid=IwAR1kWQZa1G9oAY8KsIVy1Ln7sjRLWTJqcB63sy0bPlNxhUkpqGgsbF0_loI

Wrote: ディー